【読書記録まとめ】社会人女子が最近読んだ本3冊の感想(2025年5月版)

最近読んだ本を、ジャンル問わずゆるっと紹介します。今回は「おやつが好き」「近畿地方のある場所について」「正欲」の3冊の感想をレポします。
ジャンルはバラバラですが、どれも読んでよかったな〜と思った本たちです。

※1部リンクはアフィリエイトを利用していますが、実際に読んだ本を紹介しています。

おやつが好き|坂木 司


おやつが好き お土産つき (文春文庫) [ 坂木 司 ]

ジャンル:お菓子のエッセイ

あらすじ:

『おやつが好き』(坂木司/文藝春秋)の紹介文より一部引用:

ああ、もう全部食べたい。
ベストセラー「和菓子のアン」の著者の人生の娯楽はおやつの時間。美味しいものがひそんでる銀座の名店から量販店のスナック菓子まで、ふわふわ、サクサクのホロホロ、こってりあっさりの奇跡の融合に、パリパリカリポリ、つるんとなめらかにさらさらと語り尽くします。
お菓子にまつわる小説も併録。
小腹が空いている時に読めばおやつテロ。ダイエットしようと思っている時に読めば挫折しちゃうかも。ページをめくるたびに、広がる楽しいおやつの世界。
著者の描写力に舌と胃袋が負けること間違いありません。
自分にご褒美、今日のおやつは何食べる?

出典:Amazon『おやつが好き』(坂木司)商品ページ

感想:大好きな「和菓子のアン」の著者の方が書いたお菓子のエッセイ。私は和菓子のアンの和菓子を使った謎解きももちろんですが、出てくる食べ物がとっても美味しそうに書かれているところが大好きで、この本はとにかく目の前のお菓子の魅力が描かれていて、そのお菓子を食べる幸せな気持ちがこちらにも伝わってくる素敵なエッセイでした。お菓子好きの人や、ちょっと疲れちゃって休憩したい人におすすめ。

近畿地方のある場所について |背筋


近畿地方のある場所について(1) [ 背筋 ]

ジャンル:ホラー・ミステリー

あらすじ:

『近畿地方のある場所について』(背筋/KADOKAWA)の紹介文より一部引用:

近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。

はじめまして。背筋と申します。この本に収録されている様々な形式の文章は、オカルト雑誌に掲載する特集のために、ライターの私と、編集者で友人でもある小沢くんの手によって収集されたものです。それらは、近畿地方の「ある場所」に関連した文章です。私たちは、「ある場所」に潜む怪異の存在に気づきました。そして、調べを進める中で小沢くんが消息を絶ってしまいました。私は彼を捜しています。どうか皆さんこの本をお読みいただき、情報をお持ちの方はご連絡ください。

出典:楽天ブックス 近畿地方のある場所について 商品ページより

感想:怖すぎる・・。様々な怪奇記録を追っていくうちに共通点が浮かび上がり、最終的には全てがつながる本格ホラーミステリーなのですが、一つ一つの怪奇記録が不気味で怖く、部屋で夜に一人では絶対に読めない本でした。

もう怖くて読みたくないと思う一方で、少しずつ色々なことが浮かび上がってきて、これの答えを知りたいと、読み続けてしまい1日で読み終わりました。

変な家」や「変な絵」が好きだった方は絶対好きな話です。

怖いですが、お勧めします。

映画も決定したようです。本が苦手な方はそちらで見てみてください。ただ、あの長いストーリーを映画に詰め込めるかは疑問なので、本もおすすめです。

↓映画の公式H Pです。

https://wwws.warnerbros.co.jp/kinkimovie

正欲 朝井リョウ


正欲 (新潮文庫) [ 朝井 リョウ ]

題名:正欲 朝井リョウ

ジャンル:小説

あらすじ:

正欲(新潮文庫)朝井リョウ の紹介文より引用

生き延びるために、手を組みませんか。
柴田錬三郎賞受賞の衝撃作、ついに文庫化。

自分が想像できる”多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよなーー。
息子が不登校になった検事・啓喜。
初めての恋に気づく女子大生・八重子。
ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。
ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。
だがその繫がりは、”多様性を尊重する時代’にとって、ひどく不都合なものだった。
読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。

出典:楽天ブックス 正欲 商品ページより

感想:自分の知らない世界がまだまだあるな、と考えさせられた読み応えのあった本です。自分が多様性として受け入れることができるものはまだまだ想像範囲内の多様性であり、自分の想像を遥かに超える多様性が現れた時、私は果たして受け入れることができるのだろうか、と思いました。もちろん受け入れるかどうかも自由ですが・・。この小説ではその多様性の中でも特に性欲についての多様性を述べられていますが、きっとこの欲以外にも自分が想像さえできない世界線にいる人が毎日すれ違う中にいるんだろうな、と思いました。そもそも性欲って性に対して思うものならばこの小説でメインに語られている欲は名前をつけられません。

 自分はマジョリティ側のことが恐らく多いため、きっといつまで経ってもマイノリティ側の気持ちにはなれないのだろうけれど、マイノリティ側の気持ちを少し覗き見できるような小説でした。

難しいことを考えるようで、内容としても興味深くどんどん読み進めることができました。読んで損はしない本です。ぜひ読んでみてください。

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本の記録は自分のメモがわりにもつけていきたいと思います。

他にも様々なブログを書いてますので読んでくださると嬉しいです⭕️

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